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ラッキードッグ1 on Stage 舞台ラキド -Bet and Run- 感想②ジュリオルート前半

舞台ラキド -Bet and Run- 感想 



感想②ジュリオルート



〇前半

まずわたし、舞台ラキドが原作通りであることを知らなくて(なぜかオリジナルストーリーだと思い込んでいました)冒頭、新聞の号外を客席に配り始めたところで「えっ!?」となって周りをめちゃくちゃ見渡してました。あの紙欲しかったな~。最後にみんなに配ってほしいな。

原作通り?えっちなシーンってどうするんだろう?あ、きっとswitch版みたいな感じで17禁になるのかな?と。初心者すぎる。周りの方々は微動だにせず落ち着き払っていた。百戦錬磨だ。

ジャンさんに続いて次からつぎへと原作そのままのイメージの美しい男性が出てくる。すごいものが始まってしまったと思いました。囚人役の青年たちもかっこいい方ばっかりでこんな清潔感のある華やかな刑務所があったらいいですね。もはや罪状がイケメンであることなんじゃないかな。花ざかりのマジソン刑務所。

ずっと目がジャンさんの肩を追ってしまう。ほんとによく鍛えられた美しい肩です。全然だらしなくない。わたしもジム通いを頑張ろうと気持ちが新たになりました。ジャンさんをモチベーションにする無謀なる者。

ジュリオが登場。ジュリオルートなのでとにかくジュリオを目で追うと決めていたけど、見るべきところがありすぎてずっと視線が落ち着かなかったです。これ通わないといけないやつですね。

歩いているだけで体幹がものすごく安定していることがわかるジュリオ。背中に板が入っているのかと思うくらい、大地に対して垂直に立っている。ジュリオって21世紀日本にいたんですね。

ジュリオがジャンさんを「ラッキードッグ」と呼んだ瞬間に音楽が始まるところも原作通りでぶちあがりました。菅沼先生がジュリオのことを“裏主人公”と言っていたと思うけど、ジュリオが口にするまで誰も「ラッキードッグ」という言葉を言っていないんですよね。ジュリオが呼ぶことで物語が動き出す。最高に好きな演出です。

曲とともに上手下手からイケメンが続々と出てきて交錯していく。刑務所というよりファッションショー会場だった。マジソンコレクション1932。バクシーも登場してびっくり。badegg要素ですね。こういうふうに取り入れるのかー面白いなーと感心。何の目線?

原作通りに、ジャンさんが幹部たちとコミュニケーションをとって情報を集めていく。まだまだ初対面なのでジャンさんはけっこうなめられているんだけど、このジャンさんは最初から迫力と余裕があって、ひとりひとりと真正面から向き合って目をしっかり合わせて、間をとって、会話をリードして、なんならちょっと圧倒している感じ。役者さんのカラーが出るってすごいなと思いました。おちゃらけているようで、目上のはずの相手をむしろ翻弄していて、もうこの人えらくなる人だって初手からわかるもんね。身体は一番小さいはずなのにすごい存在感です。

はじめて憧れのジャンさんと話せてまともに目が合わせられなかったり勢いよく90度のお辞儀をしまくるジュリオと、彼の挙動が読めなさ過ぎて逆に戸惑い翻弄されてしまうジャンさん。この2人が絡んでいると、ほかの人たちの前で見せている姿とまったく真逆の姿になるのが面白いですよね。いやしかし見本のような美しい最敬礼です。何をしていても何もしていなくても登頂から指先つま先まで360度全方位美しいジュリオ。見ているだけで幸せです。

ジャンさんとロイドとのフラグが立っていくの笑う。ロイドとのあれは原作でもちょっとギャグパートというか、総受けのはずのジャンさんの攻めが見られる貴重なサービスシーンというか、そういうふうにも取れるんだけど、刑務所という場所で看守をきっちり買収して味方につけておくというのはリアリティがあるし、命令を実行するためなら何でもするというジャンさんの覚悟のキマり方が見えるというか、重要な駆け引きだったんだなーと、舞台を観ていてあらためて気づきました。ロイドはお金持ちのご子息なので、お金では買収できないんです。ここ、ギャグじゃないんですよね、真剣勝負なんですね。それにしてもロイドの表情がいいです。誘っているようで、同時に取引を持ち掛けている、老獪ささえ感じさせる表情。それに気圧されることなく目で応えるジャンさん。緊張感があります。ジャンさんほんと身体張ってたんだな。

疲れてベンチで寝落ちてしまったジャンさんのよだれをハンカチでぬぐうジュリオのシーン。大好きなシーンです。そのハンカチはジュリオの宝物になります。この時はまだハンカチ越しにしかジャンさんに触れられない…。この2人はほんとうに少しずつ距離を縮めていくんですよね。ジャンさんの前ではまるで乙女なジュリオが可愛らしいです。圧倒的攻めなんだけど。乙女攻めというジャンルかも。それにしてもほんとうに姿勢が良い。何回言うの?

ホーマーの喘ぎ声が聞こえてきたあたりでわたしが「おや…?」となり始める。これがあるということは………ところでホーマーが犯されるのってホーマーにとっては完全にとばっちりで笑う。いや笑い事ではない。報われてほしいですね。

ロイドが幹部たちの前でまわされるイメージプレイ(イメージではない)が始まる。わたし大困惑。switch版みたいにおしり叩くだけだと思ってたから。そこは濁されるもんだと思ってたから。だって入場の時、年齢確認されなかったから。舞台の上でやると思ってなかったから。思わず周りを見渡すと、周りの方はオペラグラスでじっくり鑑賞されてました。わたしが初心者だっただけだ。マフィアの幹部に見られながら…ってそれどころじゃないよ、500人に見られてるよ。でもロイドが幸せならOKです。ほんとに良い演技だった…ロイドってこんなにえっちで可愛かったんだ。ありがとうございました。ロイドがジョシュアに連れ去られるときジュリオが「殺してやる」っていう恐ろしくするどい眼光でロイドをにらみつけていた。乙女じゃなくて狂犬なんだった。

たとえジャンさんが自分でいうのであってもジャンさんを下げることをいうのを許せないジュリオ。ジュリオはものごとを見抜く目がものすごく鋭いから、ジャンさんのすごさというものが、その実体がなんなのかを、誰よりも掴んでいるのだと思うので、軽く流すことができない…。ジュリオの素直さと狂気が紙一重であることがよくわかるシーンです。そういえばジャンさんにぶつかったGDのやつを素手でボコっていたのもよかった。ジュリオは基本的に武器を使うので、素手でボコすシーンは貴重ですよね。ジュリオって肉弾戦でも輝くんです。

ジャンさんに何か困ってることある?って聞かれて、殺しと死体…って素直に答えちゃうジュリオ。まだ人とのコミュニケーションに慣れていない感じ、それがずっと憧れていたジャンさんとの2人きりの会話となると何をどう話していいかわからない感じがよく伝わる演技です。わかる、わたしも推しのアーティストの前だとそうなります。ジュリオに共感しようとする愚かなる者。脱獄ルートは死体安置所ルートかな?

と思ったらまさかの暴動ルートでした!原作でも暴動ルートはレア中のレアなので、ここをあえてもってくるなんて、脚本の妙を感じます。ほんとうにラキドを愛している方が書いてくれている感じがします。

ジャンさんによるロイドの身体を張った買収がここで効いてくる。脱獄を見逃してくれるロイド。ロイドの演技ほんとうに良いな。何回め?もともとロイドのこと好きだったけど、もっと好きになりました。



感想③に続きます

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