舞台ラキド Bet and Run感想 ①
舞台ラキド Bet and Run感想
2026年5月28日12:30開演(ジュリオ回)
感想①
〇全体
観劇してまいりました!ラキドの舞台があることは存じ上げていたものの、観劇するのは今回が初めてです。
漫画やゲームの舞台化、いわゆる“2.5次元”というと、『ミュージカルテニスの王子様』しか観たことがなかったので、舞台ってどんな感じなんだろ…とわくわくどきどきばくばくしながら、会場である上野の飛行船シアターに向かいましたが、結果的にめちゃくちゃ満足して、終わった後は「夢でも見てたんかな…?」とふわふわした気持ちのまま上野の街を徘徊しました。不審者。
ほんとは全ルート観たかったけど、スケジュールの関係で、今回はジュリオ回を選択。後ほど配信もあるみたいで、ありがたい。
飛行船シアターは500席ほどのこぢんまりした劇場でしたが、そのぶん見やすくて、舞台との距離が近く、シートもゆったりめで座りやすく、音響も照明もすばらしく、スタッフさんも親切で、お手洗いも綺麗でしたし、少し駅からは歩くものの道もわかりやすかったですし、とっても良い劇場でした。また行きたいな。
入場しただけでポスカがもらえた。太っ腹。
わたしは今回、下手側、中ごろの列、通路側の席を選択。キャストさんが結構頻繁に降りてきて通過してくれました。
客席通路も縦横無尽に使ってくれる演出は臨場感が増して良いですよね。この規模感ならではかも。
今回の舞台は、新キャスト版の続編ということですが、脱獄編・逃亡編を、原作にほぼ忠実に再現したものでした。では前の公演ではどこをどうやったんだろう…?観たいと思ったけどDVDの受注生産ももう終わっていました。無念。
原作シナリオほぼそのままの、あまりの再現度の高さに、舞台を観ているのかゲームをしているのかときどきわからなくなっていたような気がします。
まずキャストさんの再現度がめちゃくちゃ高かったですね。体格差とシルエットへのこだわりが“本気”でした。キャストさん選びにすさまじい真剣さを感じる。立ち方や姿勢もよく研究されているのか、それぞれみんな由良先生の立ち絵がそのまま三次元に立体化したみたいでした。衣装も作りこまれていてよかったし、ウィッグが凝っていたな。みんな色も綺麗で染めに立体感があってふわふわした良い毛質でした。
〇それぞれのキャストさんの感想
ジャンさん役 さかきばらてつじさん
さかきばら…てつじさん!?
少し前にテレビでよくお見掛けした人だ。そんな人がジャンさんを?!ありがたいですね。
さすが有名テレビタレントさん、華があって、声が良く通って、演技にも余裕があって、まさにジャンさんそのものだなと思いました。終演トークの時の機転や回し方の上手さが、百戦錬磨という雰囲気で、かなりのカリスマ。堂々とした佇まいで舞台全体の雰囲気をぎゅっと引き締めていた存在でした。このジャンさんならすべてを抱ける…そんなスケールを感じさせてくれました。よく鍛えられた肩とつやのある肌が美しかったです。
ジュリオ役 とくいたいちさん
すらっと背が高くてお顔が小さくてこの世のものとは思えないようなプロポーションの完成度でした。すっと姿勢に芯が通っていて、ジュリオの体幹の良さと品の良さがもう立ち方だけで表現されていてすごいと思いました。近くを通られたときにお顔を拝見しましたがピンクのチークとまつ毛が可憐でした。心のなかではいろいろと駆け巡ってるんだけどそれをうまく言葉にして出せないジュリオのもどかしさを、言葉の間と呼吸でとてもうまく表現されていました。最後の曲では長い手足を自由自在にあやつってバキバキに踊られていたのが印象的でした。
ベルナルド役 かわすみびしんさん
2009年ミュージカルテニスの王子様The Tresure Match 四天宝寺feat.氷帝 四天宝寺B財前光役の、びしんさん!!!あのときはめちゃくちゃいっぱい観ました。懐かしいです。
17年ぶりにお目にかかれて光栄です。変わらず小顔で美しくあらせられました。背は高いけれど身体が薄くて骨盤がちょっと後傾したベルナルドの特徴的な姿勢がそのまま再現されていて、キャラクターの解像度の高さに、ずっと目が離せませんでした。脱獄編と逃亡編はベルナルドにとってしんどい時間なので、そのしんどさがセリフのない場面でも細やかに表現されていて素晴らしかったです。ゆるっと脱力しているときとマフィア幹部の顔との切り替えがまるで別人のようで、その落差にきゅっと引き締まる気持ちになりました。
ルキーノ役 もりしたしゅんぺいさん
ガタイと骨格と筋肉があまりにもすごすぎてルキーノって現実世界に再現できるんだなということにシンプルに感激しました。声も渋くてドスがきいていて、ルキーノが話し出すと場を全部持っていくあの感じ、ルキーノって大物のマフィアなんだ、圧倒的な存在なんだって改めて感じさせてくれる、迫力ある演技が素晴らしかったです。彼がいるとそこだけBLゲームじゃなくて洋画の刑務所ものだった。それでいてコミカルな演技も似合うので良い意味で一番ギャップのある存在でした。
イヴァン役 ながしまりゅうのすけさん
ジャンさんとぴったりと体格がそろっていて再現度の高さにこれまた感激しました。よく鍛えられた二の腕も、腕がたくましくて太いというイヴァンの原作での描写そのままで素晴らしかったです。イヴァンは早口のセリフが多いキャラクターだし、発声もクセがあって難しそうだけど、しっかりとしたセリフ回しで舞台上を駆け回ってツッコミとボケとをこなしまくり舞台全体のテンポを作っていたのが印象的でした。振れ幅の大きいキャラクターとストーリーなので、これからどんな演技を見せてくださるのかとても楽しみです。
バクシー役 かわいまさひろさん
まさかの脱獄編からbadeggの要素を取り入れながらバクシーが登場して度肝を抜かれました。それからすごく美人さんで二度びっくりしました。キャラクターのなかでもバクシーってとりわけ掴みにくいのではないかと思うのですが、その掴みどころのなさをそのままに表現されていた気がします。キャストさんが横並びになったときに少し小柄な印象を受けましたが(隣のジュリオやルキーノがすごく大きかっただけで決して小柄な方ではないのですが)、それを感じさせない、むしろ舞台が狭く見えるほどのダイナミックな演技と立ち回りが素晴らしかったです。暴力を受けるシーンは迫真すぎて演技(二重の意味で)とわかっていても辛くなってもじもじしてしまいました。今後の演技がますます楽しみです。
ジョシュア役 やまねりきさん ロイド役 ゆうきかずやさん
あまりにもニコイチ。ときどきどちらがどちらかよくわからないほどシルエットがよく似ていました。隅々にまで気を抜かないキャスト選びのすばらしさ。CR:5のみんなの輝きが強すぎてわかりにくいけれど、実は主役級のルックスとキャラクター性があるこの二人の存在感を的確に表現されていたように思います。まさに刑務所に咲く二輪の花。そしてまさかロイドのあのシーンがそのまま………実はあのシーンがいちばんわたしの脳に鮮烈にきざまれている。ジョシュアは何度か横を通り抜けて行かれましたがとても良い香りがしました。
囚人・村人のみんな
若くて元気な役者さんがいっぱいで元気をもらいました。これからの活躍が楽しみです。
それとは別に、舞台はアメリカという設定なので、そのままでもかっこいいんだけれど、ウィッグは用意してあげてほしかったかな~という気持ちもあります。
長くなってしまったので本編の感想②に続きます
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